ボンバーガールその5 攻撃陣の立ち回り・続(ボマー視点)

 先日念願のクロキックを手に入れ、ボマーをすることが増えてきた。それにより立ち回りの理解が深まったので、記事にしたためる。

 

・開幕 遠回りや味方ゲート側の道を掘る

 

 ボマーは爆弾がたくさん置けるので、必然的にブロックが多い方の道を進んだ方がチームの為になる。慣れたアタッカーならスピードが最大の状態であればボマーにも負けない掘り速度を叩きだすこともできるが、それは開幕掘った場所にスピードが7つ埋まっていた時ぐらいのケースなので考慮しないし、期待もしない方が良いだろう。

 必要なアイテムと経験値だけ拾って、あとは拾わなくてもとりあえず掘りまくる。味方アタッカーやシューターは、アイテムの引きが悪ければボマーが掘った後を見に行けばいい。埋蔵金が無造作に転がっていることも少なくは無いからだ。攻めるのなんてはっきり言って後でいい。まずはとにかく能力をALL最大にする。でないと掘る場所の無くなったのに自分の足はまだ3、のウルシが爆誕してしまう。そんな悲しいねずみ小僧を生まれさせないであげて欲しい。

 マップによっては一本道で左右に敵味方のゲートが置いてある配置もある。そんな時は基本的にボマーが味方ゲート側から進軍する。ボマーはスキルで能動的に敵ゲートを攻撃する手段を持たないので、空いてる方から上がって後ろから反対側の相手ゲートを狙ったり、タワーを狙ったりベースに入るのを狙うのがいい。アタッカーはウルシならひたすらゲートに粘着すればいずれ壊せるし、オレンなら相手が防衛に来てもダンクで裏に回ってそこからボマーと同じように展開していける。どっちにしても、ボマーが敵ゲート側の道を通るメリットは薄い、と私は考えている。

 ただ、使用キャラがクロの場合は敵ゲート側から上がってもいい。何故かというと、GB(ギガンティックボム)→クロキックでゲートにボムをシュウゥゥゥゥトッ! とすればそれだけで六割はゲートが削れる。あとはボム3つか4つで割れるので、どっちにしてもすぐ割れるだろう。

 ただし、敵にグリムアロエがいる時は絶対にアタッカーが行くこと。GBをブロックに変えられたらそれでお終いだからである。やつは特にクロの天敵なので、敵にグリムアロエがいる時は警戒しよう。

 

・中盤 リスポン開け埋めの攻防

 

 中盤になりステータスもMAXになってレベルも5になったらもう中盤。この時点でレベルが5になってないなら半分負けに片足突っ込んでいる。死に物狂いで掘って、タワーの経験値を確保しよう。

 中盤の攻防は以前書いた記事で手分けするのがいいとしたが、今回はその発展形、リスポン攻防に焦点を当てる。

 

●ボマーVS敵ブロッカー リスポン攻防の仕組みとは

 

 リスポン攻防とは単純に開けるか埋めるかという話ではなく。敵ベースを攻めているアタッカーが撃破されてリスポンに戻ってくる間の数秒間、リスポンを開け続けられるかという攻防である。これは最近プレイしていても、している人としていない人がいる。これは単にそういう攻防があること自体を知らないプレイヤーがまだ大多数だからだろう、と思っている。自分も前に一度見たこと、されたことがあり、それを帰って思い返して意味を考えたらようやく理解できた。それぐらい認知されておらず、今後普及してくる攻防だと思われる。

 どうするかというと、敵リスポンゾーンの9マス内に、縦でも横でも斜めでも、つながってなくてもいいので3マスずつボムを置き、相手がどの角度からブロックを置いても一回のボムの爆発で全て除去してしまうのだ。繋がってなくても、というのは三つのボムの爆発がリスポンゾーン内の9マス全体に爆風を通らせるように置く、ということだ。ボマーはこのようにボムを置き相手のリスポン塞ぎを阻止し、ブロッカーは相手のリスポン開けを阻止するようにブロックを置く。これをしているボマーと敵ブロッカーは、本当に一瞬の置きタイミングで勝敗が分かれる。これにボマーが勝てば味方アタッカーがリスポンから復活して合流からの突撃ができる。反対に敵ブロッカーが勝てば味方アタッカーはベースまで戻され、こちらは上がって来る敵シューターと敵ブロッカーの1VS2となって攻めようが無くなってしまう。

 刹那の勝負。この攻防に勝った方が、次のイニシアティブを取れる。たぶん、この攻防に強いのはグリムアロエなのだろう。彼女の今後のキャラダイヤの変化には注目である。

 こうやってリスポン攻防していれば、必然的に敵ベース内では敵シューターとアタッカーの勝負になり、こうなるとアタッカーでも敵ベースを掘ることが可能となる。何故なら、シューターはブロック生成のスキルを持っていないからだ。それにリスポン攻防はボムが3つ置けるキャラクターでないとできない。だから、アタッカーがまずベースに入ることが大事である。

 2VS2になったら基本的に築城が完成している場合はブロッカーがいる方が有利である。だから、リスポン攻防をしている間は相手の築城が補強されることは絶対に無いので、極端に言えば最初から最後までリスポン攻防していても味方にとってはプラスなのだ。それで敵ベースを攻め切れなかったら、まあ……アタッカーどんまい、である。

 

この項のまとめ

リスポン攻防は刹那の勝負! これに勝った方が主導権を得る!

味方アタッカーがHP沢山で元気ならリスポン攻防せず敵ベースへ進軍してもいい!

味方アタッカーが瀕死の時は敢えて敵ベースに入らずリスポン攻防を仕掛けよう!

これをすることで味方アタッカーが粘るほど相手のゲージと築城を崩すことができる!

敵ブロッカーを敵ベースから引き離すために、リスポン地点に釘付けにしよう!

 

・リスポン攻防に勝った場合

 

 見事味方アタッカーがリスポンから戻ってきたら、もうリスポン攻防は終わりである。元気なアタッカーと一緒に敵ベースへなだれ込もう。リスポンを常時ずっと開け続けるのは無理だし、開け続ける意味もじつは無い。大切なのは攻撃陣の片方が倒れて戻ってくる間、リスポンを開け続けられるかどうかだけである。

 

・リスポン攻防に負けた場合

 

 一人で敵ベースに入ろうとしても、シューターにHPを削られて味方アタッカーが上がって来る頃には瀕死か撤退しているだろう。負けた時は潔く敵ベースに入るのは諦め、ダメージを喰らわないように敵ブロッカーのブロックをひたすら掘りまくろう。味方アタッカーが上がってきたら、一緒に敵ベースを狙う。

 原則として、味方アタッカーが元気ならリスポン攻防はしなくていいことだけ覚えておこう。まあ、常時ずっとリスポン開け続けて敵モモコが帰還した時だけ上がるのも戦略ではあるのだけれど。それだと味方アタッカーが劣勢の時は主導権が取れないので、リスポン攻防をしないという選択肢も状況によっては取れるようにしておきたい。

 

・終盤 守るか攻めるか 攻撃してはいけない場合もある

 

 残り60秒になると、お互い場が煮詰まってきて忙しくなってくる。特に、ラッシュタイムの扱いに困ることになる。クロやウルシがいてラッシュタイムに入ろうものなら、一発で勝敗なんてひっくり返る。それぐらい注意しなければならない。

 敵の勢力ゲージが点滅し始めたらそれ以上敵ベースに攻撃せず敵ベース内でうろうろするのも効果的だ。ラッシュタイムに入ったら敵モモコのアイドルソング×2と敵クロのGB×2でゲージ丸々一本分ぐらい差がつくことなど日常茶飯事である。ただ、この作戦は相手攻撃陣がそれを利用して一気に詰めてきた時後手に回るので消極的作戦でもある。

 私はこういう時は敵のクロやウルシの位置を見てわざとラッシュタイムを発動させる。GBさえおかれなければ敵モモコのアイドルソングをまた削り切ればいいだけなので、回復される以上の火力を出せばいいという分かりやすい状況に持ち込める。もちろん、相手モモコを倒した瞬間にヒャッハー! ってな感じでGB打ってラッシュタイム突入、というのもよくやる。

 特に上位マッチに入るとラッシュタイムで逆転勝ち、負けというのが多くなる。これを制することが、上位マッチでの勝率安定へ繋がるだろう。

 残り60秒以下の時にリスポンを塞がれた状態で撃破されてしまった、という時は大人しくベースに戻って防衛しよう。敵ベースに入るには40秒ぐらいはかかるから、敵にボムで足止めなんかされたらほぼ間に合わない。そもそも、残り60秒の段階でリスポンが開いてなかったこと自体が相手の優位なのだから、それで負けたら相手を称賛しよう。撤退してしまった自分が悪いのだ。

 だからこそ、敵ベース内で長生きすることはとても大事である。